株式会社東京農大バイオインダストリー(TNB)は、東京農業大学の「実学主義」を基盤とし、寒冷地・北海道網走から地域産業の創出と活性化を目指す大学発ベンチャーです。行政・学術・民間が連携する「産学官連携」モデルに基づき、埋もれた地域資源に科学的な付加価値を加え、全国市場へと展開しています。
4つの主要な取り組み
網走発・新規地域産業モデル「エミュープロジェクト」の確立
オーストラリア原産の大型鳥類エミューは寒冷な網走の環境にも適応性が高く、BSEや口蹄疫のリスクからも隔離された安全性の高い家畜です。TNBはこのエミューを新たな地域資源として選定し、学術的な知見を基に、地域内で一貫した「生産—加工—流通」システムを構築しています。
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エミューの多角的利用
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高付加価値製品の創出
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食品利用
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ヘルシーなエミュー肉(ハム、ソーセージ)や、卵を使った「笑友生どら焼き」など
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化粧品化
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エミューの脂肪を精製したオイルは、浸透性・保湿性に優れたスキンケア製品の核となります
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産業・教育利用
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皮革や羽の工芸品、エミューとの「ふれあい体験」といった教育・観光分野への展開を視野に
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オホーツク地域の多様な産品発掘と高付加価値化
オホーツク地域の豊富な農水産物(小麦、甜菜、鮭、ホタテなど)を「地域資源」として捉え、東京農業大学の開発技術と連携して、新たな地域ブランドを創出しています。
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開発産品例
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原材料と特徴
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戦略的意義
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祝(いわい)ビール
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網走産大麦と東京農大農場産のホップ100%を使用
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ブランドイメージを確立し、地域農業に付加価値を還元
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天才ピート君
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オホーツクの主要産品である甜菜を利用した黒糖
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地域産品を健康志向の高い高付加価値商品へと転換
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鮭・エゾシカ加工品
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地域の水産資源や未利用資源を活用
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既存資源に加工技術を適用し、製品ラインナップを拡大
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大学との連携による継続的な研究と実学教育の実践
製品の信頼性と革新性を保つため、TNBは東京農大生物産業学部との密接な連携体制を敷いています。
- 機能性研究の推進 食品香粧学科がエミューオイルの機能性や精製技術の追求を継続的に行い、製品の科学的裏付けを強化しています。
- 生産技術の向上 生物生産学科がエミューの飼料研究やDNAによる個体管理を担当し、飼育・孵化技術の更なる向上を目指しています。
- 次世代人材の育成 学生スタッフが新製品開発・市場調査・広報活動に積極的に参画し地域貢献意識を育成しています。
地域と全国を結ぶ多角的な流通戦略の展開
地域に根差した販売と、全国に向けた広域販売網を組み合わせることで、地域経済の循環と市場の拡大を図っています。
- 地域密着型アンテナショップ オリジナル商品や地産品を取り扱い、地域住民・観光客との接点としています。
- インターネット販売網 「東京農大たくみ屋、オホーツク・網走産直みのり屋」の2つのネットショップを運営。
- 広域市場への展開 エミューモイスチャースキンケア商品は、大手百貨店でも取り扱われており、高い市場競争力を示しています。